退職代行とは。体験談を通しての良い点と悪い点を評価

退職代行とは。体験談を通しての良い点と悪い点を評価

日本の現代社会の根底にある「会社を辞めたくても辞められない」環境下に置かれたビジネスパーソンの需要に則して生まれた退職代行サービス。同サービスが具体的にいつ生まれたかは定かではありませんが、2018年にテレビで特集を組まれたのがきっかけと言われています。

その退職代行サービスは本来であれば弁護士の仕事域であるものの、昨今は数多くの民間業者が参入しているのが現状にあり、それにより歪も起きているのも事実です。そこで、ここでは数多く寄せられた体験談のうち、ありがちなトラブルを2つご紹介するとともに、退職代行の良い点(メリット)と悪い点(デメリット)をご紹介します。

格安を謳う非弁の退職代行業者にご注意

格安を謳う非弁の退職代行業者にご注意

格安を謳った非弁(弁護士資格のない一般企業)の退職代行業者に依頼したはいいものの、職場の上司や会社を怒らせてしまった挙句、同僚や先輩後輩にも自分が退職代行を使って退職を考えていることを知られてしまった、というトラブルがありました。どうしていいものか業者に再度相談したのですが、「確実に辞められるとは言っておりませんので」、「これ以上はオプションとなります」、「交渉事は弁護士の範疇となるので、弊社ではどうしようもできません」の一点張りで拒絶。結局弁護士事務所に依頼して事なきを得ましたが、費用を余計にかさんで散々な目にあった……。

格安を謳う退職代行業者は、効率よく案件をさばくことに重点を置いているので、事が大きくなると対応しきれなくなることがあります。非弁が悪とは言いませんが、トラブルが起きた際の仲裁に入ることができないことは覚えておく必要があるでしょう。

某弁護士事務所

有給の取得ができなく、2週間会社に行くことになった……

有給の取得ができなく、2週間会社に行くことになった……

ネットで評判の退職代行業者に依頼した。結論から言うと退職することはできたけど、有給の取得ができなかった。どうやら会社から自分が出勤するように言われたらしい。業者ができるのはここまでと言われたので、法律上仕事を辞めることができる2週間の間、泣く泣く会社に行くことになった。

退職代行業者は給与債務に関する交渉は一切行うことができません。法律を相手にかざしたとしても、企業側も非弁行為が違反であることは知っているため、最近は堂々と対応するところも増えてきたと聞きます。

某弁護士事務所

体験談から考える退職代行業者の良い点(メリット)と悪い点(デメリット)

体験談から考える退職代行業者の良い点(メリット)と悪い点(デメリット)

上記の体験談から退職代行業者の良い点(メリット)と悪い点(デメリット)をまとめてみると、メリットは「絶対ではないが、基本的に会社を辞めることはできる」ことと、「弁護士事務所と比べて料金が安い」ことが挙げられます。

一方でデメリットは「給与や有給といったお金にまつわる交渉ができない」、「あくまでも退職の意向を本人に代わって伝えるだけなので、トラブルがあると対応できない」ことが挙げられます。対応がいいと言われる退職代行業者であっても、対応できる範囲が広がるわけではありませんので、業者選びの際はよく注意してください。

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